【 2014年 (平成26年)~ 】
二巡目国体開催(2018)の4年前に、
しあわせ福井スポーツ協会から福井県卓球協会に対して
「障がい者卓球」について・・・・・
「平成30年度全国障害者スポーツ大会の有望選手の育成強化と
障がい者スポーツ競技者の競技力向上を図る」・・・・・を目的とし依頼を受けた。
この頃は福井県卓球協会では障がい者卓球の対応については、
大会運営の要請があれば、その都度、事務局が対応していたのが現状であった。
当時私は福井県卓球協会の副会長であったが会長の八尾氏から今後は障がい者卓球の
対応窓口は寺谷に任せると依頼され、意気に感じて引き受けしたものである。
一般卓球については選手選考およびコーチの選考や依頼を行い、
選手強化に取り掛かった。
また、サウンドテーブルテニス(STT) については、レディース協会に
審判員育成も含めて全面的にお願いしたものである。
2018年10月23日からの福井しあわせ元気大会本番の全国障害者スポーツ大会
卓球競技はサンドーム福井で開催され、それぞれの参加選手は優秀な成績を収めた。
また、大会運営も福井県卓球協会が運営し、無事何事もなく成功裏に終了した。
【 2018年 (福井しあわせ元気大会終了後)~ 】
今までなら大会成功の熱い思いも、徐々に冷め何事もなかったようになってしまうのが
常であった。ところが、県は終了後も予算を割り当て障がい者スポーツの支援を続けていくと
いう情報を得たので、これは障がい者卓球を盛り上げていくしかないと思い、
急遽「福井県障がい者卓球協会」を立ち上げて行こうと決心した。
立ち上げ時の会長は寺谷義博とし自宅を事務局所在地として進め、
副会長・理事長・理事を選出して組織を作成した。
また、会則を作成するに当たっては、しあわせ福井スポーツ協会の
小野田氏や大澤氏に、ご指導・ご支援を賜りながら、土台作りを進め、
福井県卓球協会の一支部として登録する事で福井県卓球協会の理事会で承認を得た。
そして、新聞各社に投げ込みを行い、翌年の平成31年4月1日(2019年) に
「福井県障がい者卓球協会」の設立を成し遂げた。
【 2020年 (令和2年)~ 】
「福井県障がい者卓球協会」の設立当初からの課題であった、
協会独自で開催する卓球大会の第1回福井県障がい者卓球大会を、
令和 2年11月29日に鯖江市体育館で開催することが出来た。
第3回大会からは北信越オープンとし、県の補助金対象事業になった。
昨年の第4回大会から全国オープンにレベルアップし、
今年11月2日の第5回大会では45名の参加者
のうち26名は、東京・埼玉・愛知・京都・大阪・富山・石川等の県外者であり、
中には今年のパリ・パラリンピックに出場した競技レベルの高い選手にも参加頂いた。
これらに関しては齊藤理事長が全国の障がい者組織や
そのキーマンを良く把握し、連絡を取り合っていることが寄与していると見ている。
今後も更に大会の規模を大きくし、盛り上げていくことを誓い合ってる。
今後の課題としては協会の資金面(財政) の充実を、
どのように対応していくかである。
私も福井県卓球協会(副会長)や福井市卓球協会(会長)を経験しているが、
会員数が40名程度と少なく、また、大会参加人数も少ないため、
健常者の大会とは少し違っており、工夫やアイディアが必要であると考え
ている。また資金援助策についても考えて行く必要があると思っている。
今後も障がい者卓球が更に発展することに邁進していこうと意気込んでいるところである。