私と障がい者卓球とのかかわりは、
2016年7月、1年半後に福井東特別支援学校で定年退職という時、
しあわせ福井スポーツ協会、藤田先生からの
「2018年の第18回全国障害者スポーツ大会
(福井しあわせ元気大会)に向けて、コーチを手伝ってほしい。」
という電話がきっかけでした。
福井県社会福祉センター体育館で初めて練習に参加した時、
「チームふくい」アスリート認定選手のフォアハンドから
繰り出されるボールのスピードと威力に驚きました。
また、聴覚障害の方とは手話通訳やスマホのアプリによる筆談でなくても、
ラリー直後には身振りや表情だけで心が通じ合うことを体感しました。
選手の中には一般の大会に出場したりパラリンピックを目指したりしている人、
聴覚障害で元気な高齢の人、車いすに座って強力なドライブをかける人、
研究熱心でいろいろと尋ねてくる人、寡黙だけれども闘志あふれるプレーをする人など、
強くなりたい意欲の高い選手が集っていました。
翌2017年には「愛顔つなぐえひめ大会」に同行させていただき、
この大会が数多くのスタッフやボランティアに支えられていることを知りました。
そして、「福井しあわせ元気大会2018」の年、私はご縁をいただき一年間だけ、
しあわせ福井スポーツ協会の業務に携わらせていただきました。
協会職員の方々が大会開催に向けての準備や後始末のほか、
障がい者スポーツ振興のために関係団体の皆さまと連携を取りながら
様々な事業を行っていたお姿を忘れることはできません。
初めての練習参加から8年経った現在も、月2回選手と一緒に卓球をしています。
私自身これからもますます「元気でいたい(かい)!」と思っています