福井県の障がい者スポーツ活動推進
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リレーエッセイ

「勝ちたい」

2024/1/1(月)

嶺南東特別支援学校 寄宿舎
フットソフトボール

河合 求

 

「障がい者スポーツはレクリエーションではないと思っています」と、

よくこのリレーエッセイの流れで、書きだせたものである。

さすがである。(「勝つこと」より)

 

「さいしょはグー、じゃんけんポン!!」「いよっしゃー!!」

2023年9月に山口県で行われた

第6回全日本知的障がい者フットソフトボール競技選手権大会で

福井県は3位になった。

 

1回戦は、強豪熊本県。

(熊本県はこのあとの全国障害者スポーツ大会鹿児島大会で優勝)

2回戦は、前年優勝の和歌山県。

そして、準決勝は地元山口県。

 

3試合とも大熱戦で時間内では決着がつかず、

じゃんけんによる決着だった。

結果は3位だったが、結果以上に手ごたえの残る大会となった。

 

 

冒頭の一文。

我々のチームは勝つために練習している。

勝つために練習しているというとなんかよくない感じがする。

それはそれで悪くないと思うのだけれど、言葉を足すなら、

勝つために全力で練習している、だろうか。

 

そうなると当たり前のように聞こえるが、

障がい者スポーツでは、当たり前ではない、というのが私の感覚だ。

 

勝つことを目標にしない、ということを否定するつもりはない。

うちのチームはそうである、ということである。

 

勝つために全力で練習する、そしてその練習を

心から楽しめるチームである。

 

 

我々のチームは、福井しあわせ元気大会で、

団体競技で福井県初のメダルをとることができた。

自分で書くのもおかしいが、すばらしかった。

 

しかし、それ以来、全国障害者スポーツ大会や選手権大会で

結果を残すことができていなかった。

 

今年は、全国障害者スポーツ大会の予選で負けてしまった。

勝つために練習しているチームとしては当然楽しくなかった。

 

そんな中、今回の選手権大会で3位になることができた。

 

最終的には全試合じゃんけんでの決着だったけれど、

じゃんけんであれなんであれ勝ちは勝ちである。

(じゃんけんまで持ち込むのが本当に大変なのだけれど)

 

選手たちは試合中、とても楽しそうだった。

 

真剣な顔をして、身体を動かし、頭を使い、監督の指示を聞き、

とにかく全力で勝利に向かっていた。

 

そして、勝ちが決まった時の顔!

本当にうれしそうだった。

 

選手たちのそんな表情を見た私は試合中にも関わらず、

少し泣きそうになっていた。

 

 

私は選手たちによく「勝たな楽しくないやろう?」と言う。

それは決して、勝たないと意味がない、ということではない。

どんな試合であれ、ミニゲームであれ、

全力で勝ちにいかないと楽しくないだろう?

ということである。

 

手を抜いたり、集中力を欠いたり…そんな試合は楽しくない。

全員で、同じ気持ちで、一心に勝ちを目指すから楽しいのである。

 

 

それでも、書いていて思うのは、

やっぱり私は選手たちと勝ちたいんだなぁと思う。

 

やっぱり勝たないと楽しくない(笑)

 

来年度の全国障害者スポーツ大会では、優勝して帰ってきたいと思う。

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