福井楽障クラブ
陸上競技 小橋 昭夫
私は30歳近くまで福井の青少年サークルに入っており、スポーツ大会、陸上競技大会にも参加していました。
しかし、30歳を過ぎたころから視力が急激に低下し、独りで走る事ができなくなり仕事に専念していました。
その後転勤して敦賀に来たのですが、走るチャンスもなくストレスの中で仕事をしていました。
50歳を過ぎたころ、友人から、伴走してもらいながら走るクラブがある、入会しないか?との誘いがあり参加させてもらいました。それが今の楽障クラブです。
元来走るのが大好きだったので、すぐになじむことができました。思いきり走れることがこんなにも気持ちがいいということを、再び味わうことができました。
毎月の練習会、イベントの参加、駅伝、マラソン大会、合宿の開催、登山など楽しいイベントがつまっており、充実した日々を送らせてもらいました。
それは、忙しい仕事の癒しにもなっており、ストレス解消や気分転換にもなっていました。
また、敦賀においても伴走してくれる人が見つかり、充実した日々を送っていました。
定年後、ランの継続が不安でありましたが、次に目指す目標ができたこと(放送大学への入学)をきっかけに再び継続することを決めてから、
日々の勉強、試験の合間のストレス軽減にもなっており、大学の学びにとってもメリットになっているようです。
恥ずかしながら、和歌山身障者国体、福井身障者国体にも参加させていただきました。肉体的ピークも過ぎており結果は散々でしたが、この歳まで走れる喜びを感じております。
まさか70歳までランニングが続けられるとは思ってはいませんでしたが、現在まで楽しんでいる自分がいることが幸せです。
最近、心臓の病気でおよそ半年間ドクターストップがかかったのですが、手術も乗り越え再開し、少しずつ負荷量をアップしているところです。
50歳過ぎにはまだ少し見えていた視力も最近はほとんどみえなくなっており、走りながら不安も感じる事もありますが、伴走者を信頼して思い切り走りたいと思っています。
幸い、伴走者は優しい人ばかりでリラックスして走っています。今後何歳まで走れるかはわかりませんが、走ることで気力を充実させながら悔いのない人生を送りたいと思います。