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リレーエッセイ

「楽しい」という気持ちを大切に

2022/6/22(水)

福井県卓球バレー協会
卓球バレー 斎門 豊

 「楽しい」という気持ちの大切さと、「楽しい」という気持ちには大きな力を持っていることに最近気づいた。

 

 学生の時、私は陸上部に所属し、練習に明け暮れる日々だった。大会では鬼のような形相で試合に向かっていたような記憶がある。昭和のスポーツには、「楽しい=遊び」というイメージがあり、試合に出る選手が「楽しい」と発言すると、「真剣さが足りない」と怒られそうな世の中だったように思う。学生でさえそんな気持ちだから、オリンピック選手に至ってはとっても「楽しい」とは言えなかったのではなかろうか。「日本のため」とか「関係者の気持ちに応えるため」とは言えても、とても自身の素直な気持ちを言葉にできなかったのかもしれない。

 

 2018年、福井県に国体・全国障害者大会がやってくる!スポーツに関わっている人達はソワソワしはじめた。その様な中、全国障害者大会オープン競技として卓球バレー大会を実施するために、2015年に協会が立ち上がった。以来、私は事務局を担っている。チームとスタッフを同時に発掘、育成の活動に奔走。その中で、「楽しい」という言葉をよく聞く様になった。確かに、オリンピックに出るようなトップアスリートでさえ誰かのためにではなく「楽しい」「楽しみたい」と、自分のために取り組んでいる事を言葉にしている。また、周りの人からも「楽しんで」と応援する言葉が多くなった。「楽しい」という気持ちが大切である事に気づいた時期でもある。

 

 卓球バレーをやってみたいという人のきっかけは「楽しそう」「楽しいらしい」という口コミ。体験した事によりやっぱり「楽しい」「面白い」に気持ちが変化している。さらに、継続している人は「やると楽しい」から「積極的に楽しみたい」に変化しているような気がする。サポートをする運営側にも最近同様なことがおきている。初めは、コート内に立ち、真剣に戦う選手を見ている事だけでも充実感があった。その後、主審を務めるようになると緊張感でフラフラになるが、心の奥ではこの緊張感を楽しんでいる自分に気づく。「サポート側でも、選手と一緒なんだ」

 

 選手にもスタッフにも個々の目標があり、それに取組、達成することが「楽しい」と言ってもらえるように協会運営を進めて行きたいものだ。そして、私自身も「なぜそんなに一生懸命になれるの」と聞かれたとき、「楽しいから」とかっこよく言いたい!

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