春江町総合型地域スポーツクラブ UNITIVE291
ユニバーサルスポーツ(卓球バレー・手動車いすサッカー等) 小林 靖幸
私の障がい者スポーツの始まりは、福井運動公園周辺や陸上競技場を周回するコースを手動車椅子で2キロ走るという福井県車椅子マラソン大会だったと思います。
その後、小学校高学年の時から高校卒業まで、チームに入り車椅子バスケットボールをしていました。東海北陸地区の大会などにも出場させてもらいました。
社会人になり数年が経ち、仕事にも慣れ始めた頃に特別支援学校の友人や先生、リハビリの先生等に声を掛け、バドミントンのサークルを立ち上げました。
今のパラバドミントンとはコートの大きさ等ルールが違っていましたが、車椅子バドミントンは、健常者とペアを組み出場するミックスダブルスとシングルスがあり、
県外の障がい者バドミントンチーム主催の大会に参加したり、地元の一般の大会に障がい者ルールを適応してもらって出場したり、
近隣県の障がい者バドミントンチームに福井に来てもらい交流大会を主催したりして、7年程活動していました。
また、障がい者スポーツ指導員の資格を取得し、障がい者スポーツ指導者協議会では、指導員の研修会や普及啓発活動等に取り組んできました。
これまで、取り組んだ中で私は、障がい者スポーツが「障がい者の為のスポーツ」から「障がい者が出来るように工夫された誰でも出来るスポーツ」という考え方に変化していきました。
それは、研修会で沖縄の障がい者スポーツ指導員との出会いがあり、ユニバーサルスポーツとして大会なども行なわれている手動車いすサッカーを知り興味を持ったのが、キッカケで、
それがUNITIVE291という団体を立ち上げユニバーサルスポーツの活動を始めるスタートとなりました。
また、この団体立ち上げをきっかけに、日本スポーツ協会(旧日体協)の資格であるコーチングアシスタント(旧スポーツリーダー)や今に繋がるアシスタントマネージャーを取得し、
2019年11月、障がいの有無に関わらず同じ地域に暮らすものとして、スポーツを通じて仲間づくりや居場所づくり、社会参加の中で自分の可能性に挑戦することの楽しさを実感できる環境づくりを目指し、
総合型地域スポーツクラブへと改編し取り組み始めました。今も、競技が増減しながらも継続して活動を続けています。
今後も、障がいの有無や性別や年齢に関係なく、色んなスポーツにチャレンジしていきたいと思います。 皆さんも一緒にやりませんか?