福井県の障がい者スポーツ活動推進
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リレーエッセイ

「ユニバーサルな地域へのワンステップ」

2023/1/25(水)

おおい町障がいスポーツクラブ
ユニバーサルスポーツ 時岡 寿尚

 

    

 

平成29年障がい者のサロンを運営していた私たちおおい町社会福祉協議会の職員と障がい者の就労支援施設「ワークセンター」の職員が寄り、相互協力による新たな障がい者サービスができないかの話し合いの場を持ちました。

協議を重ね、簡単なスポーツ・ニュースポーツを主体とする障がい者のためのスポーツクラブの新設を決めました。

クラブの運営ノウハウのない者ばかりなのでアドバイザーを県体育協会の箕輪さん、越前市障がいスポーツクラブの入井さんにお願いし、運営スタッフは自前のみの船出でした。

クラブ規約の目的を考えるとき現実的にはスポーツによる障がい者の居場所づくりでしたが、理想的なものも含め「スポーツを通してユニバーサルな(差別のない)地域を目指す」と明記しました。

町内だけではなく近隣の高浜町や小浜市にもクラブ会員の募集を行い、運営スタッフ10名、会員30名でスタートし、障がい者が楽しめそうなニュースポーツを数多く実施し、会員の趣向を探りました。

体験した種目は屋内ペタンクやボッチャ、ノルディックウォーキング、スティックリング、グラウンドゴルフ、卓球バレー、スポーツ吹き矢、フライングディスク、カローリング、モルックなどなど。

その間町内中心に運営スタッフや会員を募りましたが、どちらとも大きな増加はありません。

ここ数年はコロナの影響もありスポーツ体験の回数も減らさざるを得ない状況にありました。コロナの収まりかけた昨年、運営者が集まり今後のクラブ運営について意見を出し合いました。

その結果次の三つを実施してみて今後につなげようと言うことになりました。

 

(一つ目の取組)種目をボッチャ、ペタンク、卓球バレーを軸に一年間やってみる。

  会員から好きな種目を聞き取った結果この三種の人気が高かった。

(二つ目の取組)町民向けボッチャ、ペタンク教室を月一回開催してみる。

  障がい者会員のためだけのクラブでは運営者や多種多様な参加者が見込めないため門戸を広げ町民にアピールする。

(三つ目の取組)全町民対象のニュースポーツ大会を実施する。

  町民向けにボッチャ、ペタンクの教室を一年間やるのだから、参加してくれている方の練習の成果を出せる場も用意しなければ意味がない。

 この三つのことを一年間を通して実施した結果は次の通りとなりました。

 

(一つ目の結果)

 クラブの種目をボッチャ、ペタンク、卓球バレーで実施したところ、最も楽しいと好評だったのがボッチャ、次に卓球バレー、ペタンクの順でした。

 ボッチャが良かった理由を聞いてみると、最後の一球で決まる、まぐれがある、チームで競える、球が投げやすい、ルールが簡単、練習すれば上手くなれる、などでした。

(二つ目の結果)

 ボッチャ、ペタンク教室は、毎回15名から20名の、親子連れや高齢者、障がい者、主婦グループ、小学生など幅広い層の参加がありました。参加者の「楽しかった」の口コミが広がりを見せています。

 当初ボッチャ、ペタンク教室として開催していましたが東京パラリンピックの影響かボッチャが圧倒的に人気があり、現状ではほぼボッチャ教室になっています。

 また、この教室を始めるようになって地元中学校の文化祭や学童クラブ、婚活、商業施設イベントなどでのボッチャ講習の依頼があり積極的に協力しています。

(三つ目の結果)

 町民向けニュースポーツ大会については、教室をみてもボッチャが特に人気があるためボッチャによる町民大会を10月に実施しました。

 実施に当たり運営協力を町のスポーツ推進協議会にお願いしたところ快く受けていただき心強く感じました。

 協議会の目的が「スポーツで地域を元気にする」ことであり、当クラブと同じ目的であることが協力いただけた理由です。

 大会にはスタッフを含め80名近い参加があり、子供からお年寄り、健常者から障がい者、職域チームやご近所チームなどが和気あいあい熱戦を繰り広げました。

 当日は町長も駆けつけ「いろいろな人の交流、ごちゃ混ぜが良い!応援します」との祝辞をいただきました。

 運営協力いただいた協議会からも「今後はお互い協力し合って町内スポーツを盛り上げて行こう」との温かい言葉をいただきました。

 

(三つの取組の総評)

 この三つの総評としてコロナ禍ではありましたが、積極的にニュースポーツを町民にアピールした結果、クラブ設立当初理想的な目的と思っていた「スポーツによる差別のない地域づくり」のワンステップを踏み出せたような気がします。

 町民大会終了後、クラブの障がい者からは「もっとやりたい!競いたい!面白い!」との声が上がりました。

 町長の言う「ごちゃ混ぜ」事を一つでも多くみんなで企画・運営し、ユニバーサルな地域を引き続きみんなでつくって行きたいと思います。

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